井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

ジャズシンガー井筒Kの音楽情報、大好きなレトロな風景・クスっと笑える場面の共有サイト

マカオ巨大カジノホテルのショー事情報告

jazzk2007-11-20

*[たまには考えようよ。]マカオ巨大カジノホテルのショー事情報告
香港出張のついでにマカオへ行って来た。カジノ売上がラスベガスを越えたとの発表を聞き、ラスベガスのように音楽ショーが必需になれば将来僕の出番はないだろうかと夢を見たからであるが。
さて視察結果はどうだったかというと、未だその気配は皆無であったし、広東語が話せないと実質的に現地での仕事は難しい印象を受けた。それでも現地人から仕入れた情報だと、巨大ホテル(ほんとに呆れるでかさでホテルの端から端まで歩くと30分かかる!)アメリカ資本のベネチアンホテルには12,000人収容のスタジアムがあるらしい。九段の武道館が確か収容人数が1万人だったから、武道館はホテルの一部にすぎないという理解不能なサイズ。そのホテルスタジアムでは、サントスなど有名テニスプレーヤーが試合を行ったほか、ラスベガスからシルクドソレイユが来るらしいし、有名マジシャンも来る。日本の小室哲也もコンサートの下見に来てたらしい。
さてカジノリゾートには3要素なくてはならないと聞く。グルメ、エンターテインメント、スパである。ホテルやカジノの客層を見たが、香港人、中国人、韓国人、日本人といったアジアがほとんどで、白人や黒人は少なかった。となると、アジア人に馴染みが未だ薄い、あるいはショーエンタメの歴史が浅くエンタメに対する必要性が未だ低いのかもしれない。
話は変るが道行く車はほとんど日本車、トイレに入ればTOTO。これらの日本企業の情熱って尊敬してしまった。
あと久しぶりに乞食を見かけた。乞食も考えており、中国寺院の門前にいる。小銭を缶に入れたがデモンストレーション用だろう1ドル札が入っていた。観光客相手の三輪車の親父もだましてきたし、現地の人たちは、つまり、たくましいのだ。発展国のたくましさがある。香港人は東京人よりエレガントで世界市民的。東京人の方が野暮でセンスも悪い。そんな情景を目の当たりにすると、自分を含む日本人の中途半端が気になる。たくましさはあるか!?エレガントか!?残念ながら答えはNOである。
写真解説
・夜景小右:ホテルリスボア。つい最近までマカオカジノと言えば、このホテルだった。鳥かごの形。
・夜景大左:一部オープンしたニューリスボア。日本では建築法でこんな建物は立たない。写ってないが上部に行くほどフロア面積が増えていく信じがたい形。適度にでかく活気もありにぎわっていた。
・昼間横上:左がアメリカ資本で最初にできたカジノのサンズ。右がかの有名なマンダリンホテルだが    最近のホテル建設ラッシュの前ではただのビルに見えてしまう。
・右昼間縦:ギャラクシーホテルも上部の方が土台の低層階よりでかい。カジノは活気が少なくもっとも駄目な印象だ。
・左昼間横:オープンしたウインホテル。ウインは高級なイメージだが、以外にもブラックジャックは100ドルを最小賭けルールにしており、今回駆け足ながら訪れたカジノ中で最もレートが低い。