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井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

ジャズシンガー井筒Kの音楽情報、大好きなレトロな風景・クスっと笑える場面の共有サイト

NewCar購入記念:自分の車と時代のストーリー。

わずか1週間の御無沙汰ですな、今月も多弁です。
今の20代、ひょっとしたら30代の男も、車をほしいと思わないという。
それは言いかえると、若い女性が車に乗りたがらなくなったのだ、という解釈を今日聞いた。
つまり、車は女を口説くための道具だったからだというとらえ方であり、面白い。
我々の世代から団塊の世代ぐらいまでの男は、概して車が好きだ。
それはつまり、その年代の女性たちが車が好きだ、ということになる。
昨日、車を買った。数えてみたら、今回購入した車で7代目だった。
数えている内に、車の選択は、時代時代の気分であり、自分の人生と重なっており、
どの車にも必ず回想できるシーンがあることに気付く。
くわしくは言えないが、二十歳すぎてからメルセデスのSLというオープンカーをよく運転した。
最初に自分で買った車は、ぼろぼろのイタリア車「アウトビアンキ116アバウト」紺色。
友達から16万円で買った。ぼろぼろでスピードも出なかったが、なんていうんだろう、
若かったからだろうか、楽しくてしょうがなかった車だ。

確か29歳の頃。それまでは、貧乏でとても車を持つことはできなかった。バブル崩壊後すぐの頃。
2代目は、やはりイタリア車「ランチャ・テーマ」紺色。

この車種最上級ランクはフェラーリエンジンというぐらい、セダンの狼と言われた官能的なドライビングカー。
イタリアでは公用車として使われることも多いと聞いた。エロスを感じさせる名車だった。
六本木からの朝帰りの途中、代官山で大破して廃車。バブルはとっくに崩壊していたが、
遊び癖はまだ治らなかったのだ。
3代目は、あずき色のスエーデンのボルボ。アルゼンチンで製造されためずらしい車で、
乗ってる間、同じ形の車に乗った人に会わなかったなあ。今回、ネット上でも探せなかった幻の車。
上記の大破事件をきっかけに、遊びは減り、静かなる内なる時代に突入した証。
4代目は、1975年式の縦目のメルセデス、色はクリームイエロー。

3代目の地味さの反動だった。持っていたのは、この写真よりもっと黄色かった。
乗るたびに楽しい気分にさせる名車だった。この頃、特に毎日が楽しかった気がする。
車ではないが、この頃はホンダのシャドウという緑色と白のコンビの400ccバイクにも乗っていた。
椎間板ヘルニアで入院し、重いバイクを扱えなくなり売った。

5代目は、オープンカーの黒のマスタング

初のアメ車。バイクを売った気分的穴埋めで解放感を、やっと大人になってきたのだろう
ラグジュアリーさを欲した。イケイケの時代は続いた。
6代目は、再びというか三度というかメルセデス。深緑色のE320アバンギャルド

実力以上の虚栄を演出することと、エコをほうふつする森のような深い緑色を6年前は欲していた。
そして、7代目になる今回は、光岡自動車の「ヌエラ」。

ニュー・エラ、造語で「新しい時代」という意味。世界3大女性ジャズシンガーの一人、
エラ・フィッジラルドは、時代という名前だったんだろうか。
色は、ミストオパールグリーンメタリックという謎めいた色。薄い水色のような、薄い緑色のような。
オパール」を解説すると、揺れ動くたびさまざまな色に変化しきらめき、
基本7色をすべて含んだ虹色のかがやきをもつことから、希望をもたらす幸運の賢者の石と呼ばれてきた。
その高い波動によってこころの中の恐れや不安を開放し、集中力と神秘的なインスピレーション、
独創的なアイデアをもたらすことで、真善美をかねそなえた芸術性を高める力に優れているという。
また光のあたる角度によって色が変わることから、ものごとを変化させ新しい流れを導く石ともいわれています。
車の中身は、世界を席巻したホンダの名車アコードの最終形で、高速道路を運転してみたが、その熟成された
エンジンのスポーティさは満足いった。
今回の車選びテーマは、ハイブリッドとラグジュアリーと日本だった。
ハイブリッドは、環境対策という意味と、昨今自信を失った日本人として、誇りが持てる「ハイブリッド
というすごい技術」をリスペクトしてのこと。
というわけで、唯一のラグジュアリーハイブリッドであるレクサスハイブリッドを昨年の8月には
金を払い申し込んでいた。
ところが、ところがだ。だんだんと不況の波が僕を襲い、とうとう年始にキャンセルすることとなった・・。
一方で、今の車は故障があり修理見積もりは60万円を超えていてたのでそれもなかろうと思った。
金は天下の回りものという循環経済理論を信じて買うことにした(皆が消費しないから、内需不況なんでね)。
ただね、最初のハイブリッドカーであるプリウスに敬意を表して買おうと思ったが、
あの色気のない内装、結局、好きになれなかった。
あげくの果てに僕はこう考えた。今のメルセデスが街乗りリッター6キロ、ヌエラは12キロだから、
相対的にエコである。
はたして、今回の結論となった。めんご。とどのつまり、私は駄目な人間です。