井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

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最終編。新潟ジャズコンテスト。病人力で銅賞。

これは暗い話じゃないよー。
幸い、暫定克服できたから私の場合悲壮感は微塵もないが、
病人になって直感的に感じることは、まあ死だよねえ。
想像してたより早くて調子くるうよなーって思うもの。
もちろん全ての生物はやがて死ぬ。が、元気だと忘れてる。
健康な30歳なら死なんてないように錯覚できるし(40歳は微妙)、
日本なら50歳でも遠い先のことだとスルーできる。
また、病人は、自暴自棄の段階を過ぎたら、
時間時間を濃厚に過ごしたいと思うようになる。
それが、力に変わる。エネルギーがでてくる。
病人力は、まだある。
病人は、人やその他生き物に受けた良い波動に敏感になって、感謝もする。
そしてその感謝を、態度や言葉で表現できるようにもなる。

さて。
勇気づけたい人がいる。
敬愛する沖縄の感動「島唄ジャズシンガーのジョイ洋子さん」(写真)が、
8月末だったか入院先の那覇市の病室から電話をくれて言った。
「私たちは病気。だから、病気の人に勇気を与えないといけないよ」って。
なので、今回の受賞で復帰格闘中のジョイ洋子さん自身に元気を与えたいと思う。
ゆっくり、且つ、絶対、復活してほしい。あの歌をまだまだ生で聴きたい。

 ところで、表題の新潟ジャズコンテストだ。
時間を7月に戻す。
コンディションがずっと悪いので応募をかなり迷ったが、締め切り際になって、えいやーと応募していた。
8月に予算通過の連絡が来たとにきは、嬉しさと、準備できないため息を同時に感じた。
そして本番の9月下旬。
3カ月歌えてない状態で、もはや楽器として体が機能していないと気づいていた。声を出してみたが案の定、体に共鳴しなかった・・。
加えて、コンテスト1週間前からは、副作用で体調が悪い上、肋骨にひびが入り、季節変わり目の大風邪をひき、相変わらずの睡眠障害
不調の4重楽奏がここに完成したのだ!笑
そして本番。壮大な準備不足と、現在進行形の体調不良の自信の無さで、
何と!生まれて初めて本番で‘上がって’しまって、声はさらに不安定になった。
心だけで歌った。病人力だ。

追伸
師匠眞道先生に感謝。心を引き出していただいた。