井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

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誕生日に思ったこと。

お祝いの言葉を送っていただいた皆さん、ありがとうございました。
一人ひとりの名前を唱えて、顔を思い出してお礼を申し上げる。
二度目の退院から1ヶ月が経ちました。
治療の方。先週からイムシスト療法が開始される予定だったが、当日検査の結果が悪く、
1週間延期して、再スタートを明日から試みることになりました。
さて誕生日。ここ数年、誕生日は休日を取っています。
かつての同僚で山本洋一という男がいます。この男、自分や家族の誕生日になると
胸を張って会社を休むものでした。その男に影響を受けたわけです。
で、休んで何をやるか?
まずは「ネット休暇」。外界を遮断することで、自分の内面と向き合います。
過去を振り返り、現在を確認し、将来について明るく考える。
そして、どこかに出かけ、雰囲気の良い店で家人に報告するんです。
日頃の感謝を込めて、こちらからプレゼントしたり、ご馳走したりします。
昨日は、ジブリの「風立ちぬ」を観に行きました。
ゼロ戦」を設計した男の話。金持ち、天才をベースとした話だからずるいんだけど、
それゆえ、映像や言葉使いが美しいから、私的にはOK。
劇中「設計士の寿命は10年。その10年を如何に過ごすかが重要だ」とあるが、設計士に
限ったことではない気がする。集中力、エネルギーを考えても、10年がひとくくり。
達人は、10年頑張ったら、10年休むを繰り返すらしい。
映画の最後は、「荒井由実」の’ひこうき雲’が流れる。いい。
歌唱、歌詞、メロディ、そのすばらしさ秀逸にして快感。
ユーミンの歌だけじゃなく、この映画には全編に渡って、昔の習慣の美しさが散りばめられている。
温故知新とはこのことで、今、真似れば良いだろう。
映画の冒頭で男爵が主人公にこう言う。「しょせんこの世は、夢」。
夢だと思えば苦しい状況も気分的に楽になるし、前向きになれる気がした。