井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

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48歳男の、遺言。

「遺言」。なんかいい響きだ。以前より、ずっと親近感もある。
ちなみに日本では、満15歳以上であれば、親の同意なども必要なく、単独で有効に遺言をすることができます。
さて月刊ブログと言っておきながら、今月は多弁である。盛りの夏がそうさせるのか!
しかし、盛りにしては、突然、死にかけた。
数日前、初めて救急車の主役となった。今まで、人を搬送しようと救急車に乗ったことはあったが、「主役」は初めてだったが、あれは悪いが、快感だね。
40度の高熱だったので、残念ながら一部始終を覚えていないが、だってあなた、
自宅で倒れて寝転んだ楽な姿勢のまま、赤信号だろうが突き進み、気がつけば病院のベッドだよ。
庶民が手中にできる、最高のぜいたくだ。
アトラクションだと思えば何度も乗りたいが、そこは常識人の我々、
せいぜい、’たまの利用’に止めたい。

さて、原因不明の突然の40度オーバーの高熱。
救急処置室のベッドに横たわり、かわいい看護婦さんをからかった。
「看護婦さん、俺は、死ぬのか・・ハアハアハア。」
「大丈夫ですよ、死んだりしません。」
「気休めはいいよ・・。しかし、まだやり掛けのことがあるんだ。死ねない・・ング。」
「だから大丈夫ですよ、死んだりしません!」
みたいな会話を楽しんだ。楽しかった。考えてみれば、俺も余裕だ。
今まで38度以上の熱を出した記憶はないから、半分本当に死ぬと思いながらだからね。
それにしても性質が悪いなと思ったのは、思ったほど生への執着がないのか、ここで死んだら死んだで仕方ないと思えてしまったこと。
裏に返して、死んでもいいやと思ってるなら、今後はもっと好きなことやろうかなといっそう思えたことは収穫か。
ただね、とっても常識人な私には、私の流儀がある。
クリアしなきゃならない壁がいくつかあって、本当、面倒くさいんだけどね。
さて、この貴重な体験をプラスにできるかどうかは、あなた次第だ!、いや違う、私次第。
ところで今回は生還したが、30年後はリアリティのある話になるだろう。最期の10年はおまけだとして、賞味20年。
そっか、まだ20年あるね。毎日励むなら、’一つ’なら、できそうだよね。
おまけ↓
昨日笑ってしまったのが、書店で、「遺言ラクラク書き方セット」が千円で売ってた。
肩肘張らない遺言っていいなあと思う。財産分けの遺言だけが全てじゃない。
そりゃ、遺族は隠し財産でもあったのかと、たいそうがっかりするだろうけどね。
それも含めて笑われて何ぼ、ということで。
確か、「北の国から」でも、財産じゃない遺言、田中邦衛が書いてたよね。
いいじゃない!「○○さん、本当は好きだったんだ!」とか。
死んでも、我がまま通すのも。
追伸;
光は闇の中にあり、生もまた死の中にある。
by ゲド戦記
しみるなー。