井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

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山手線の上の方に存在する鶯谷駅。その駅近くに、生きた化石のような
店が存在する。その名は、ミュージックホール新世界(だったと思う)!
だいたいにして「ミュージックホール」って?から始まって、「新世界」
って大阪の知名じゃんって。ノンノン!大阪の新世界もベリー好きだが、
ここの新世界はダンスホールなんだわ。
日本に3箇所ぐらい残ってるという「ダンスホール」。
耳慣れない和製英語と合成語のオンパレードにノックアウト気味で心地よいねえ。
その昔ね、アメリカだけじゃなく日本でも、ジャズ=ダンスミュージック
という時代があったんだって。もっとも、そのジャズはビッグバンド。
4ビートの音楽に合わせ、ジルバとかルンバとかで平気でガンガン躍ってたんだってさ。
特筆すべきは、社交ダンス系ブルースステップの「ホックス・トロット(きつねのステップ?)」
。それを少し早くして躍ったりするのが一般的だったらしい。1950年代の話しらしいよ。
さて、鶯谷の「新世界」。今でもたぶんジャズのビッグバンドが毎日出演してて、
普通におじいちゃん、おばあちゃん達が着飾ってかっこよく躍ってるんだ。
ダンスの先生は男、写真が壁に飾られており、ホストみたいにおばあちゃんが
指名するのだ。実際、昔はホストだった人もめずらしくない、らしい。
ただ、そのゴージャスさ、まるで1950年代の映画の世界にタイムスリップ
したようだ。バブルへGO!ならぬ、50’Sへ行こう!である。
存在する内に行った行った。俺なら東京見物はここに連れて行く。