井筒Kの、Jazzとレトロとユーモラウス

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沖縄休暇 前編

沖縄と聞けば三線の音色がすぐ耳に想像されるんだけど、実際どこでも鳴り響いているんだよねこれが。
そしてそれらは、喜納昌吉やBEGINやTHE BOOM夏川りみ等の目覚ましい活躍があって、
ちゃんと今のものとして活き活きしてましたよ。
もちろん、200〜300年前の琉球王朝時代にできたと聞く地の民謡もいまだに普通に若者が
ここでは歌えるんだろう。こんな場所は他に知らない。
伝統が底辺をしっかり支え、主体は進化し老若男女が愛する。
これは所詮音楽の世界でしかないが、日本が取るべき道はこれだと言ったら、
経済発展がなさそうで不安ですか?
さて西表島石垣島那覇で休暇を過ごし、大型台風8号で混乱する先島諸島から
「本当に幸運にも脱出し」先ほど戻った。なので話題には事欠かないんですが話をしぼり、
それでも2編に分け、離島記を前編に、本島と土産の話を後篇に日記の更新です!
ところでここ数年、暑いのがすっかり苦手に成り、「夏休みはやっぱ避暑地だよねえ党」幹事長を
務めているぐらいなのに、日食があるような年周りである。とち狂って、くそ暑い沖縄を選んだ。
羽田から那覇へ飛び、那覇で飛行機を乗り継いで石垣島へ、そしてさらに、エンジンの回転が
モロに体全体に響きまくる昭和型でワイルドな連絡船であきるほど走る。
そして体が振動で麻痺した頃に西表島に着いた。
西表島は亜熱帯に属し、東洋のガラパゴスといわれるほど特殊な場所で島の90%以上がジャングル。
花屋で売っている観葉植物が普通に野に生え、天然記念物が闊歩する、日本で唯一の場所。
この島ではエコにアドベンチャーを楽しむのがよろしい。というわけでユツン川を河口からカヌーで
漕ぎあがり、浅瀬の限界でカヌーを捨てジャングルをかき分けみっちり1時間。
マヤロックと言われるマイナーな滝を目指した。

上の写真は干潟状態の河口。奥は海だが、普段は立っている場所も海。

2枚目の写真は、ようやくたどり着いたマヤロック。年甲斐もなく滝壺に岩から飛び込み、
滝に打たれひと泳ぎした。
大きな石の上で本気で昼寝しているが、実は体調を崩し熱が出てきたので昼寝というより
気絶の方が近かったのだが。
圧巻は「夜のジャングルの音」。耳を澄ませば聞いたこともない種類の獣たちの鳴き声がいっぱい。
この日は満月の日だったから、なおさらだったのかもしれぬ。
実は夜のジャングルの音を延々録音したCDを20年前持っていた(今は無き六本木WAVEで購入)。
やっと生で聴けた。
話は変わるが移民も多い島ですわ。つまり、本土や北海道からなど、都会が嫌いな人たちがいついて、
薄給だが活き活き働き暮らしている。
さてここからは石垣島の話。島を車でぐるっとドライブ。巨大でカラフルなシーサーを発見!
敬愛する岡本太郎のようなその彩色に魅了され記念撮影。米子焼というスタイルだった。
その名も、「しあわせ彩色」。いいじゃない!このブログにぴったりだ。
実はこの米子焼シーサー、お土産に買った。後編をお楽しみに!

そして音楽。島風(しまかじと読む)という三線ショップで体験レッスンを受けた。
楽器を習うのは面白いねえ!沖縄に行ったら、ぜひ三線レッスンを受けてみるべき。
60分のレッスンで何とか1曲弾けるようになる。先生のおねえさんと。

さて沖縄の主要な島では「民謡酒場」と言われるライブハウスが連日盛り上がっている。

歌手の鳩間可奈子は実はこのステージで歌ってたんだそうだ。
御両親が毎日出演している。8月22日には鳩間可奈子も加わるとのこと。
鳩間島という石垣島から行ける人口30人ぐらい!の小島出身らしい。
その場所に伝わる「鳩間の港」っていう歌、振り付けをお客さんが踊るのだが最高に面白いよ。
それにしても町中に音楽があふれるという意味では沖縄はすばらしい場所。
次回石垣島に行くことがあれば、黒島とか鳩間島とか手つかずの島へ行きたいなあ。
今回は旅程の後半を巨大な台風に邪魔されてそれらに行けなかったんだが、「また来い!」という
メッセージだと受け止めた。
「旅行に行ったら未練をわざと残す」。これは自分で考えた旅行術。また来るぞ!という
モチベーションになりますから。
では、話は尽きないのだがこの辺りにして、次回は那覇と買ったお土産の話をしよう。